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カネカロン®の開発
Development of KANECARON®

カネカロン®は50年以上の歳月をかけ、高い品質のエコファーを目指して開発を続けてきました。

今なお、さらに高いレベルのエコファーを実現すべく成長を続けています。

カネカロン®の開発の歴史

カネカロン®の生産は1957年に遡ります。天然素材の羊毛に代わる素材として生産当初は主に毛布用途からスタートしました。

その後、 1960年代に欧米に輸出したカネカロン®が「イミテーションファー」(当時のエコファーの呼称)に使われているという市場情報を得て調査を実施。
調査の結果、カネカロン®の素材特性が最も生かせる用途であると確信し、本格的にエコファー向けの開発を開始しました。

カネカロン®は50年以上の歳月をかけ、高い品質のエコファーを目指して開発を続けてきました。
今なお、さらに高いレベルのエコファーを実現すべく成長を続けています。

カネカロン®の開発

素材の開発

素材の開発

素材開発のキーは目標となる動物毛皮をしっかりと研究することです。
それぞれの動物によって毛の形状は異なります。更に1種類の動物でも異なる種類の繊維が混ざった構成となっています。
これら動物毎の繊維の詳細な分析から、最適な断面形状・光沢・繊度・長さを備えた繊維開発を行います。
また、生地加工での扱い易さにも開発重点を置き、熱収縮性や原着性(繊維生産時に着色してある繊維)のある繊維など独自の視点での繊維商品もラインナップしています。
現在、カネカロン®のスペックは全て合わせると 400を超えます。多様なスペックを揃えていることが、エコファーのバリエーションをより豊かに広げるキーとなります。

生地の研究

生地の研究

カネカロン®の開発は繊維だけに留まりません。
カネカロン®の400を超える多様なスペックをそれぞれの特長が生きる構成で使うことによって、より良いエコファー生地を作り上げることが出来ます。
そのため、カネカは1970年代にエコファーの原料メーカーであるものの、生地の生産設備を自社ラボに導入しました。
これにより、エコファー品質を高めるための、繊維構成・生地加工条件を自社で徹底的に試作し、これをパートナーである生地加工メーカーに伝授することでカネカロン®を使った生地の高品質化に貢献しています。

加工方法の開発

加工方法の開発

カネカロン®は、従来の生地加工に変化を加え、既存のエコファーに新たな付加価値を与える活動も行っています。
例えば、「LUSTROUS®(ラストラス)」はエコファー生地の課題であった「毛抜け」を抑制する技術としてカネカが開発した加工技術です。
生地裏面に熱ローラーを当て、カネカロン®を裏生地に融着させることで毛抜けを抑制させています。
また、 LUSTOUS®は重ね着時のインナーへの抜け毛の付着だけでなく、 ホームテキスタイルやぬいぐるみなど日常生活時の埃発生を防ぎ、よりクリーンな生活空間を保つことにも貢献します。他にも、生地縫製時の裁断面からの毛こぼれの抑制にもつながり、縫製工場の環境をより清潔にすることにも役立ちます。